間取り変更リフォームの費用相場を解説!工事期間や失敗しないための注意点も
投稿日:2022.12.05
「今の部屋を大きくしたい」「1部屋を2つに仕切り子供部屋を作りたい」「水まわりをもっと利便性よくしたい」など、様々な理由から、間取りリフォームを検討される方は多いはず。
また自身の老後や、我が子の将来も考えると、なかなか一歩踏み出せない。
「費用はいくら?」「期間はどれくらい?」など悩みは尽きませんよね。
そこでこの記事では、間取りリフォームをご検討中の方に、間取りリフォームの費用相場や期間、間取りで失敗しないための注意点、そして業者選びのポイントをご紹介します。
後悔しないための間取りリフォームを叶えるために、ぜひ一読ください。
目次
間取り変更リフォームをする理由
一度購入した家の間取りをリフォームによって変更する理由は様々ですが、ライフスタイルの変化が要因になることが多いです。
例えば子どもが小さい内は子ども部屋が不要だったのが、成長し子ども部屋が必要になったり、大人になり家をでた後に効率よい生活形態にするため、部屋数を減らす事例が挙げられます。
また、老後に備え手すりやバリアフリー工事といったリフォームをするオーナーも多いと言われています。
このように、同居家族の変化によって変わるライフスタイルに合わせてリフォームするケースは非常に多いといえるでしょう。
間取り変更リフォームの費用相場・期間
間取り変更リフォームの代表的な工事例に、間仕切りの増設や撤去、水回りの移設があります。
ここでは、それぞれの工事に関しての費用相場や工事期間について解説します。
工事内容 | 費用相場 | 期間 |
間仕切りの増設 | 5万円~10万円 | 約2日 |
間仕切りの撤去 |
約5万円 | 約1日 |
キッチン移設 |
50万円~70万円 | 約10日 |
バスルーム移設 |
70万円~100万円 | 約10日 |
洗面台 |
5万円~10万円 | 約2日 |
間仕切りの増設(部屋を分ける)
間仕切りをすることで部屋を容易に分けることができ、部屋の使用幅が広がります。
また、壁とは違い1つの部屋に戻ることも簡単なため、レイアウト変更がしやすいというメリットが大きいでしょう。
間仕切りはレールと壁部分に分かれており、レールは造作することになります。
そのため、床と壁、天井の一部をカットするといった工事が必要になります。
部屋の大きさや採用する材質によっても変わりますが、価格イメージは5万円~10万円となっており、工期は2日間ほどかかると考えておきましょう。
間仕切りの撤去(部屋を1つにする)
間仕切りを増設するのではなく、撤去するというケースもあります。
子ども部屋を大きな部屋にレイアウト変更することで自宅での作業スペースにするなど、使用用途を大きく変えることができるリフォームといえます。
間仕切りの撤去は増設とは逆に、レールの撤去が必要です。つまり、壁と床、天井を修復するという作業が発生し、費用は5万円前後をイメージしておくとよいでしょう。
工期は1日で終わるため、長期間部屋が使用不可になる心配はありません。
水回りの移動・設置
水回りの移設は新設と同じくらい費用がかかります。
製品を流用するため新設するよりも価格が安くなるイメージがありますが、実際には設備があった空間から撤去後、修復作業と配管の再設置が必要となります。
そのため、結果的には水回りの新設と費用はほとんど変わらないと考えておくようにしましょう。
キッチン移設で50万円~70万円、バスルーム移設で70万円~100万円、洗面台移設で5万円~10万円の費用を想定しておく必要があります。
工期も洗面台は2日ですが、キッチンとバスルームは10日と長く、その間、設備を使用することができません。
また、工事中は作業者が頻繁に出入りするため、日常生活を滞りなく進めるための準備や近所への挨拶回りをすることをおすすめします。
間取り変更リフォームで失敗しないための注意点
間取り変更は大掛かりな内容になることも多く、費用や工数の負担が大きくなります。
また、一度工事を開始すると日常生活に支障が出るケースもあるため、実施する際には慎重に検討する必要があるでしょう。
ここでは、間取り変更リフォームをする上で失敗しないための注意点について解説します。
- 目的を明確にする
- 動線を意識する
- 将来の暮らしも見据えておく
目的を明確にする
間取り変更リフォームをしてどのような家にしたいのかをしっかり検討することが重要です。
壁紙変更や簡単なレイアウト変更であればそれほど支障はありませんが、住設の移設や部屋の使用用途が変わる場合は生活形態も変化してしまいます。
そのため、家族全員が快適に過ごすためのリフォームにするために目的を明確に検討を進めるようにしましょう。
動線を意識する
例えば、南東側に水回りが集中しているため北側に移設し、南東側からの日当たりを確保するといったリフォームをした場合、生活動線と家事動線が大きく変わります。
これにより、慣れない動線によってストレスや効率の悪さを感じることがあります。
そのため、間取り変更リフォームをする際には配置だけでなく、慣れ親しんだ動線をなるべく維持できる間取り変更とすることが重要です。
将来の暮らしも見据えておく
現在の使い勝手だけでなく、老後や親の同居などの可能性も考慮したリフォームにしておきましょう。
バスルームの移設時には手すりの設置や撤去後の場所を小さな部屋にするなど、将来を見据えたリフォーム内容にしておくことが重要です。
同居人数の増減や加齢によって、将来間取り変更リフォームを再度実施しなければならない事態は避けるようにしましょう。
間取り変更リフォームを依頼する業者の選び方
間取り変更リフォームをする際にはリフォーム業者を選ぶ必要がありますが、選定する際の注意点やポイントを抑えておくことは重要です。
リフォームはイメージ通りの工事となり、トラブルが起きないことが理想です。
そのため、後悔しない間取り変更リフォームとするためにも、次のポイントをしっかり抑えリフォーム業者を選定するようにしましょう。
- 実績・技術力のある業者を選ぶ
- 相見積もりで比較する
- 安すぎる見積もりには要注意
実績・技術力のある業者を選ぶ
リフォーム業者を選ぶポイントとして、実績と技術力がある業者から選ぶことは重要です。
施行数が多い業者には細かいノウハウや技術が蓄積しており、トラブルを未然に防ぐための対策が多くあります。
また、リフォーム実績が多い業者は製品や部品をロットで仕入れるため、見積が全体的に安くなります。
実績と技術力があるリフォーム業者は提案内容もしっかりしており、納得のいく内容であることが多いです。
そのため、年間の工事数と主な工事内容はリフォーム業者選定時に確認しておくようにしましょう。
相見積もりで比較する
同じリフォーム内容であっても、工事費用はリフォーム業者によって大きく変わります。
例えばキッチンを移設する際に、部品を全て流用する業者もいれば配管や接続治具は新品に交換する業者もいます。
このように、リフォーム業者によって工事を進めるに必要な項目が違う点があり、その違いは金額によって表れます。
また、安全面や工事後のトラブルを防ぐための工夫も見積に表れるため、必ず複数のリフォーム業者に見積依頼するようにしましょう。
その際には、最も納得がいく提案をし信頼できると感じることができたリフォーム業者に依頼することをおすすめします。
安すぎる見積もりには要注意
実績が多いリフォーム業者はロット仕入れを取り入れることで見積を安くできることを解説しましたが、他業者の半値以下になることは難しいです。
しかし、中には「うちはこの金額でやりますので!」と根拠もなく非常に安い見積金額を提示してくる業者もいます。
こういった業者には注意するようにしましょう。
同じ工事内容で価格が大きく変わるということは、目に見えない部分で削減されている部分がある筈です。
そして、多くの場合は現場の管理費や工事精度に金額の差が出てきます。
リフォームの仕上がりが雑だったり養生をせずに工事し近隣住民に迷惑をかけるといったトラブルが起きることがありますが、見積金額が非常に安い業者に依頼した場合に起きやすいといえます。
そのため、複数の業者に依頼した際に安すぎる見積を提示してくる業者には注意するようにしましょう。
必ず他の業者よりも安くなる理由を確認し、納得のいく内容でなければ選定業者から外すことをおすすめします。
間取り変更リフォームのご相談は
ここまでお読みいただき、いかがでしたでしょうか?
もしあなたが間取りリフォームをご検討中でしたら、ロッカク工務店にご相談ください。ロッカク工務店は、広島県を中心に様々なリフォームを提案し実施しており、経験豊富な大工やスタッフが真摯に対応させていただきます。
お問い合わせ|広島でリフォーム・リノベーションならロッカク工務店