一戸建てリフォームの費用相場は?リノベーション・部分別に価格・期間の目安を解説
投稿日:2022.10.27
現在。戸建てにお住まいのあなた。
将来こどもが大きくなった時に、リフォームやリノベーションをしようとお考えではありませんか。
「でも、実際どれくらい費用がかかるのかわからない」
「ローンを組むなら頭金はいくら用意すべき」
など、悩みはたくさんあると思います。
そこで今回は、一戸建てリフォーム平均予算・費用をはじめ、リノベーション・部分リフォーム別に目安となる費用相場や工事期間について解説します。もちろん、ローンを組む際、頭金がいくら必要かもご紹介します。
子供の将来を見据えて、あなたの家づくりの参考にしてみてください。
目次
一戸建てリフォームの平均予算と費用
一戸建てリフォームではどのくらいの予算を想定しておく必要があるのでしょうか。
リフォーム内容によって違いはあるものの、一般的な相場を把握しておく必要があります。
ここでは一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が公開している「2021年度住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査結果報告書」を基に解説します。
(引用元:2021年度 住宅リフォームに関する 消費者(検討者・実施者)実態調査 結果報告書)
検討時の予算
一戸建てのリフォームを検討した際には、平均で277万円の予算が組まれていました。
値の中央値も100万円〜300万円となっており、極端に安い検討者や高い検討者は少なかったことが確認できます。
つまり、リフォーム内容の差はあるものの、予算においては検討者の中で大きな差はなかったことになります。
リフォーム費用
検討時の予算平均は277万円でしたが、実際にかかったリフォーム費用平均は350万円でした。予算に対して実際にかけて費用が上回ったという結果ですが、中でも築30年以上の家屋では408万円が平均額となっています。
これは、建物の経年劣化を修繕するというリフォームであることが多かったことが要因となっており、さらに一般消費者では把握できない補強工事が追加で多く発生したものと考えられます。
一戸建てリノベーションの費用相場・期間
費用相場 | 工事期間 |
800万円~1,500万円 | 約1ヶ月~2ヶ月 |
費用相場
費用相場は築年数や劣化度合いに応じて変動します。
築年数が30年を超える家であれば水回りは勿論、耐震補強工事が必要となるケースもあります。
また、雨漏りや白蟻被害が発覚した場合には、家の重要な構造以外全てが工事対象です。
このように、一戸建てリノベーション費用は家の状態によって大きく変わることを把握しておきましょう。
工事期間
一般的なリノベーションの流れは次のようになります。
①リフォーム業者に相談:現状困っている点や理想の住宅イメージをリフォーム業者に相談します。
②査定訪問:担当者が家を訪問し、見積作成のために家の内外を確認します。この時点で、故障箇所や破損個所などがあれば、担当者に伝えるようにしましょう。
③見積とリノベーション内容提案:担当者からリノベーション費用の価格と内容の提案を受け、納得がいくまで内容の擦り合わせを行います。
この際に工事日程を確認し、必要であれば仮住まいの段取りを整える時期を把握しておく必要があります。
④工事費用と納期の合意:内容に納得した時点でリフォーム業者と請負契約を締結し、実際に工事をスタートするタイミングを確認します。
⑤工事開始:工事スタート前にはリフォーム業者が近隣住民に挨拶回りを行いますが、施主として同行することをおすすめします。
同行することで、工事自体の印象が良くなり、騒音や振動による、ご近所トラブルを防止できる可能性があります。
⑥工事完了チェック:工事が完了し、担当者から完了説明を受けた時点でリノベーション完成です。気になる点や不具合がないか、細かな所までチェックするようにしましょう。
一戸建て部分リフォームの費用相場・期間
リノベーションではなく、一戸建てを部分的にリフォームする工事も人気です。
ここではよく実施されるリフォーム工事の費用相場と工事期間について、解説します。
水回りリフォーム
工事内容 | 費用 | 期間 |
システムキッチン交換 | 70万円~150万円 | 約10日 |
システムバス交換 |
70万円~200万円 | 約1週間 |
トイレ交換 |
10万円~30万円 | 約1日 |
洗面台交換 |
10万円~20万円 | 約1日 |
給湯器交換 |
5万円~10万円 | 約1日 |
・システムキッチン
一般的なキッチンであれば70万円前後ですが、作業スペースに大理石を取り入れたりアイランドキッチンにした場合には価格が大きく上回ります。
また、部屋と統一感をもたせるためのコーディネートを実施した場合も、大きな費用追加となる可能性があります。
・システムバス交換
システムバスの価格はサイズが最も影響します。一般的なバスルームは1600㎜×1600㎜ですが、最近はゆったり入れる1800㎜×1800㎜サイズが人気です。
・トイレ交換
トイレはウォシュレットや自動クリーン機能の有無によって価格が変わります。商品によっては、最初から搭載されている機能も多いですが、実際に使用するかどうかしっかりと検討するようにしましょう。
・洗面台交換
3面鏡や鏡裏収納の広さで洗面台の価格は決まります。そのため、価格だけでなく収納が増えることのメリットも踏まえて商品を選択することが重要です。
・給湯器交換
給湯器は5年〜10年で交換時期がきますが、徐々にではなく、突然壊れるケースが殆どです。そのため、使用期間が5年を過ぎたあたりから早めに交換するようにしましょう。
内装リフォーム
工事内容 | 費用 | 期間 |
壁紙張り替え |
1,000~1,500円/㎡ | 約1日~3日 |
内装ドア交換 |
5万円~10万円 | 約1日 |
収納家具追加 |
5万円~30万円 | 約1日~3日 |
フローリング張り替え |
2万円~5万円/畳 | 約1日~3日 |
・壁紙張り替え
一見同じように見える壁紙も、傷ついた際に剝がれやすいビニル壁紙や、表面強度が高い壁紙など、様々な種類があります。
壁紙を変えることで部屋の印象は大きく変わるため、どのような壁紙を選択すれば効果的なのかはリフォーム業者に相談してみましょう。
・内装ドア交換
内装ドアを豪華にすることで部屋のアクセントとなり、印象を大きく変えることができます。そのため、リビングのドアは機能性と豪華さを兼ね備えた商品を選ぶことをおすすめします。
・収納家具追加
収納家具の多い家は、備品や家電を隠すことができるため、スッキリとした印象を与えることができます。
その一方で、安っぽい家具は部屋のイメージを悪くすることにもなるため、家全体のイメージを良くするような家具を選ぶようにしましょう。
・フローリング張り替え
築10年を過ぎたあたりからフローリングは軋み、床鳴りするようになります。また、断熱性能も劣化するため底冷えや床鳴りが気になるようになったタイミングでフローリングは交換するようにしましょう。
フローリングの種類によってはダックスフンドといった小型犬に合わない場合があるため、まずはリフォーム業者に相談することをおすすめします。
外壁・屋根リフォーム
工事内容 | 費用 | 期間 |
外壁塗装 |
100万円~120万円 | 約1週間 |
屋根の防水加工 |
70万円~120万円 | 約1週間 |
防蟻処理 |
10万円~30万円 | 約1日 |
・外壁塗装
外壁は目地部分の硬化や外壁自体の劣化に応じて工事内容が変わりますが、ほとんどのケースで全面塗装となります。
そのため、外壁面積と建築高さが大きく費用に影響します。
例えば、一般的な2階建て住宅であれば足場を組む必要がありますが、平屋であれば必要ありません。このように、家の形状によって外壁塗装費用は大きく変動します。
・防水加工
雨漏りを防止するためにも築10年を過ぎたあたりから屋根を防水加工することをおすすめします。
屋根面積に応じて費用は変わるため、リフォーム業者に現地確認をしてもらい見積を提示してもらうようにしましょう。
・防蟻処理
雨漏り同様、築10年を過ぎると防蟻処理が必要です。薬品を散布する方法や、白蟻の巣を駆除する方法など、処理方法によって価格は変動します。
リフォーム業者を選ぶ際のポイント
リノベーションとリフォームのどちらを実施する上でも、リフォーム業者に相談する必要があります。
インターネットで調べると、住んでいるエリアに多くのリフォーム業者を検索することができるかと思いますが、良いリフォーム業者を見極める方法があります。
ここでは、リフォーム業者を選ぶ際のポイントについて解説します。
実績が豊富な業者を選ぶ
リフォームの知識と経験は、リフォーム業者が工事した現場数に応じて蓄積されます。そのため、実績豊富なリフォーム業者を優先的に選定するようにしましょう。
相見積もりを取る
良いリフォーム業者を選ぶためには、複数社を選定し相見積もりをするのが必須です。
価格が適正な業者を選ぶのは勿論、様々な業者の提案を受けることで納得のいく業者を選ぶことができます。
見積が安すぎる場合には要注意
同じ工事内容、導入する商品であればリフォーム業者間で大きな見積価格の差は生まれません。それにも関わらず、安すぎる見積もりを提示する業者には注意しましょう。
もちろん、納得のいく理由があれば問題ありませんが、他の業者には入っている項目が抜けていることもあります。
そのため、見積は細部までしっかり確認し、なぜこの金額なのか理解できるまで説明を受けるようにしましょう。後から費用が追加されるなど、大きなトラブルに巻き込まれることもあります。
具体的なトラブル事例と解決方法を知りたい方はこちらを参考にしてください。
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一戸建てリフォームでローンを組む場合
一戸建てのリフォーム費用は高額になることもあるため、リフォームローンを利用する人も多いです。
工事内容や今後の居住年数によっては費用全てを自己資金で捻出するのではなく、リフォームローンを組み合わせるという方法も効果的です。
リフォームローンを利用する場合、一般的には10~20%の頭金を用意しておくことが多いです。
一戸建てリフォームのご相談はロッカク工務店まで
この記事では一戸建てをリノベーションもしくはリフォームする際の費用や期間、リフォーム業者選定の注意点について解説しました。
一戸建てリフォームは費用が高額になる上に、どのように進めれば良いのか分からないというケースもあります。
そのため、分かりやすく提案をしてくれるリフォーム業者をパートナーに選ぶことが重要です。
ロッカク工務店は安心・安全な家づくりをモットーに広島市全域でリフォーム事業を営んでおります。一戸建てのリフォームやリノベーションでお悩みの方は、ぜひロッカク工務店までお問い合わせください!
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