後悔する人続出?!カウンターキッチンって本当にいいの?

古い古民家をリノベーションする際に重視したいこと、それは古民家の良さを残しつつ、近代的な技法も取り入れて、住みやすい形に整えるということです。

特にキッチンやリビングは、パートナーやお子さまなど、家族全員が集う場所のため、快適に過ごせる空間づくりをしておきたいものです。

それでは早速、古民家のキッチンをカウンターキッチンにリノベーションした際にありがちな後悔と、後悔を回避するための対策を紹介していきましょう。

カウンターキッチンで後悔するのはこんなとき

 

カウンターキッチンは対面キッチンとも呼ばれ、広くリビングを見渡しながら調理でき、また、お子さまを見守りながら安心して料理を作ることができるなどの理由から、近年人気が高まりつつあります。

確かに、広くリビングを見渡せるカウンターキッチンなら、家族とのコミュニケーションも楽しめそうなイメージがありますよね。

しかし、カウンターキッチンには、意外と不便な一面もあり、それがリノベーションの後悔につながる可能性もあるのです。
それでは、古民家のキッチンをリノベーションした際に後悔した例を紹介していきます。

水は、油はねで掃除が大変

カウンターキッチンは、キッチンスペースとダイニングスペースに明確な隔たりがなく、ダイニングスペースの中に独立したキッチンスペースが設けられているという特徴があります。

しかし、一般的とされる壁付けキッチンとは異なり、カウンターキッチンはオープンスペースとなっているため、周囲への水はね、油はねで思いのほか掃除に手間がかかり、この状況が後悔につながることがあります。

消臭剤では間に合わない、広がる料理の匂い

独立したキッチンであれば間仕切りがあるため、料理の匂いがそのままリビングに流れ込むようなことはありません。

一方カウンターキッチンの場合では間仕切りがないため、料理の匂いがそのままリビングに流れ、リビング全体が料理の匂いに包まれてしまうことがあります。

特に香辛料など、香りが強い食品の匂いはカーテンやソファに移りやすいため、メニュー作りにも気を遣わなくてはなりません。

ここは盲点!音の混じり合いがストレスの原因に

カウンターキッチンでは、調理器具の音や調理中の音、水音などがそのままリビングに届きます。そして、これらの音でリビングに設置しているテレビの音が聞こえにくい、家族同士会話が聞こえにくいといったトラブルが起こることがあります。

テレビの音だけならまだしも、家族同士の会話が聞こえにくいとなると、それ自体がストレスになってカウンターキッチンにしたことを後悔する原因になる可能性があります。

フルオープンタイプでは生活感が丸見え

カウンターキッチンにはフルオープンタイプとセミオープンタイプがあり、セミオープンタイプではキッチンの一部が壁などで仕切られているため、キッチンの内部が丸見えになることはありません。

一方フルオープンタイプでは、キッチンとリビングの間に壁などの仕切りがないため、リビングからキッチンが丸見えになります。

つまり、解放感があるということは、来客があった際には、生活感が丸見えで、少々気まずい思いをする可能性があります。

レイアウトミスで通路が狭くなってしまった

 

カウンターキッチンでは、冷蔵庫の大きさや設置場所を慎重に決める必要があります。
それは、冷蔵庫が大きすぎたり、設置場所を間違えたりすると、冷蔵庫付近が狭くなって導線の確保が難しくなることがあるからです。

たとえば、奥行きが70㎝ある冷蔵庫を壁側に設置する場合では、7㎝以上の放熱スペースが必要になるため、その分通路が狭くなります。

そして、通路幅とのバランスを考えずに冷蔵庫を設置してしまうと、ドアを開いている状態で通路を通れないなどのトラブルが起こることがあります。

カウンターキッチンで後悔しないための対策

カウンターキッチンはスタイリッシュなイメージがあるだけでなく、壁付けタイプのキッチンにはない解放感があります。

しかし、カウンターキッチンにリノベーションをするのなら、後悔する可能性も視野に入れて、あらかじめ対策をしておくことも大切です。
それでは、カウンターキッチンで後悔しないための対策について紹介しましょう。

レンジガードを賢く活用

壁に囲まれていないキッチンカウンターにリノベーションするなら、水はねや油はねは覚悟しておかなくてはなりません。しかし、調理のたびに水はねや油はねの掃除をしていたのでは大変な手間がかかってしまいます。

そこで役立つのがアクリルスタンドやレンジガードです。

クリアなアクリルスタンドをシンク前に設置すれば、解放感を損ねることなく水はねを予防できますし、レンジガードをコンロ前に設置すれば、床への油はねを予防できます。

また、料理の匂いに関しては避けようがありませんが、調理中や調理後に換気扇をフル稼働させることで、ある程度は軽減できます。

ワイヤレススピーカーでテレビの音を調節しよう

調理の音でテレビの音が聞こえにくい状態は、ワイヤレススピーカーを設置することで解決できます。
テレビに内蔵されているスピーカーの多くは下向きに設計されており、そもそも音が聞き取りにくくなることも珍しくありません。

一方、音を無線でスピーカーに飛ばすワイヤレススピーカーなら、小さなボリュームでも音が聞き取りやすく、調理中でも快適にテレビを楽しむことができるでしょう。

生活感を出したくないならセミオープンタイプがおすすめ

来客などの際にキッチンが丸見えになる状態を避けたいなら、リノベーションを計画する段階でセミオープンタイプを選んでおくと良いでしょう。

セミオープンタイプのカウンターキッチンは、キッチンの一部が壁などで仕切られているため、フルオープンタイプほどの解放感はありません。
しかし、キッチンが丸見えにならない分、生活感が出にくいというメリットを得られます。

 

収納は多めに

 

カウンターキッチンで注意しなければならないのは、収納スペースを多めに設置するということです。
その際には、キッチン背面の壁側を大容量の収納スペースとして利用し、キッチンカウンターのリビング側は食器の収納スペースとして利用すれば、ごちゃごちゃせず、見た目がスッキリとまとまって見えます。

 

冷蔵庫の設置場所に注意しよう

ご家族の人数が多いと、どうしても大きなサイズの冷蔵庫が必要になります。
しかし、大きな冷蔵庫を設置するなら、あらかじめ導線を確保できるレイアウトをよく考えた上で、通路をふさがないように設置することが大切です。

特に注意しなければならないのは、冷蔵庫のドアが開いている際の通路幅で、狭すぎると移動の際のストレスになりますので、余裕がある通路幅を確保しておきましょう。

カウンターキッチンはこんな方におすすめ

カウンターキッチンは、解放感のあるキッチンをご希望の方や、調理中でも家族とコミュニケーションを取りたい方、お子さまを見守りながら調理をしたいという方におすすめです。

ただし、今回紹介したように、カウンターキッチンは、リノベーションの後に後悔する可能性もありますので、設計は入念に行う必要があります。

キッチンをカウンターキッチンにリノベーションしようとお考えの方は、ぜひ、今回紹介してきた内容を参考にしていただき、理想のカウンターキッチンづくりを目指してみてください。

カウンターキッチンをご検討中の方は、ぜひロッカク工務店にご相談ください。

 

 

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